1.体外衝撃波とは?
- 腎臓結石を破砕する治療に利用されており信頼度の高い治療機器。
- 現在は整形外科での疼痛治療、特に難治性足底腱膜炎やテニス肘に効果的。
- 欧米のスポーツ選手に人気の安全かつ効果的な治療法。
2.治療の特徴
- 短時間かつ身体への負担が少ない。
- 直後からの疼痛軽減効果が期待される。
- 副作用が比較的少ない。
3.注意事項
- 保険の適用に制限がある場合があります。
- 治療効果や回復には個人差がある。
- 必要に応じて他の治療と併用。
- 自費診療で治療を行った場合は、治療の同日に保険診療を受けることはできません。
4.体外衝撃波治療の効果
短期的疼痛軽減: 痛みの伝達をブロック。- 長期的疼痛軽減と組織の修復: 血流改善と腱の再生。
注意点:
- この治療法は100%の疼痛軽減や完全治癒を約束するものではありません。
- 患者さんによって治療の効果や期間は異なりますが、一般的に治療の効果は60~80%とされています。
5.当院の治療の流れ
詳しい診察後、次回の照射予約を設定。 | |
2. 治療前のセッティング 照射部位の特定と体位の調整。 | |
3. 治療開始 患者の反応を見ながら強度を調整。 1回の治療は約15分。 | |
4. 治療回数 1~2週間間隔で複数回照射。 最適な効果を得るためには、 通常2回以上の照射が推奨されます。 | |
5. 効果の確認・次回予約 効果の確認後、次回照射の予約。 |
6.治療料金の概要
- 保険適用: 3割負担: 一連の治療費15,000円/約3か月
- 自費診療: 初回5,000円、2回目以降10,000円/回
- 注意: 上記は税込み価格。初・再診料や他の診療に関連する追加の費用が別途発生する場合があります。
7.使用機器
当院は先進の「DUOLITH®SD1」を使用。
8.適応疾患
保険適用:難治性足底腱膜炎
医療機関での診断後、6か月以上保存加療を行い症状が続く方が対象です。
保険適用外:
- アキレス腱炎・アキレス腱付着部炎
- 膝蓋腱炎
- 偽関節、疲労骨折
- シンスプリント、その他の腱炎・靭帯炎
- 上腕骨外側上顆炎(テニス肘・ゴルフ肘)
- 肩こり、慢性腰痛症
- 石灰沈着性腱板炎、肩腱板炎
- 骨折遷延治癒、早期の離断性骨軟骨炎、早期の骨壊死、舟状骨骨折
9.禁忌事項
- 悪性腫瘍
- 胎児
- 肺、脳脊髄組織
- 骨端線
10.安全性と副作用
- 手術や針不要の治療で感染リスクはありません。
- 治療後の行動制限が少ない。
- 治療中の痛みの調整が可能。
- 運動制限: 照射後はスポーツも可能ですが、治療部位によっては一定期間、運動を控えることが推奨されます(例: 肩の治療後は4~6週間、オーバーヘッドの動きを避けるなど)。
- 治療時の軽い痛みや不快感、腫れ等の副作用があります。
11.その他
- 医師との相談: 患部の状態や運動の種類によっては、医師と相談し、適切なアドバイスを受けることが重要です。また、次回の照射は1週間程度の間隔を空けて、医師と相談してください。
- 資料をご用意しています。来院時、スタッフにお声がけ下さい。