脳外科

当院では主にてんかんの患者さまへの治療を行っています。脳波・長時間ビデオ脳波モニタリングなどの検査を行い、脳波異常の有無や痙攣発作の分類を調べ、てんかん発作の抑制・軽減のため薬物療法や迷走神経刺激療法といった治療を行います。また、てんかんの患者さまだけではなく、脳梗塞や脳腫瘍などの患者さまの診察もしております。
名前常勤・非常勤専門
有田 和穂非常勤脳神経外科・脳卒中・てんかん
飯田 幸治非常勤脳神経外科・脳卒中・てんかん
香川 幸太非常勤脳神経外科・脳卒中・てんかん
瀬山 剛非常勤脳神経外科・脳卒中・てんかん

 

迷走神経刺激療法(VNS)専門外来

広島大学病院てんかんセンターの飯田センター長を中心に診療を行っています。迷走神経刺激療法とは、難治性てんかんに対して行う、左胸部に直径約5cmの刺激装置を植え込み、定期的に電気を送ることで、てんかん発作を減らしたり軽減させる緩和治療をいいます。難治性てんかんの中で、開頭手術では発作のコントロールが難しいと予測される場合や、または開頭手術後に発作が残ってしまった場合が対象となります。当院では、植込み手術とその後の調整も行っています。

長時間ビデオ脳波モニタリング

夜間睡眠中も含めて数日~数週間、ビデオと脳波を同時に記録する検査を、長時間ビデオ脳波モニタリングと呼びます。モニタリング検査は、てんかんなのか、てんかん以外の疾患なのかの根本的な診断にも役立ちます。さらにてんかんである場合、どのような発作型なのかを特定したり、症状や脳波所見から、発作の始まる脳の部位を推定したりすることができます。このモニタリング検査によって、どのような種類の薬を選択し薬物療法を行うのか、外科的治療が必要なのか等の治療方針を決めていきます。

外来診察日:土曜午前、VNS専門外来は第1・第3水曜日の15時から